この春は、山や里で親子連れの熊と遭遇する可能性が2倍と思ったほうが良さそうです。
なぜかというと、岩泉の熊狩名人から聞いた話ですが、この2月に獲ったメス熊は、すべて二頭以上の子熊を産んでいたそうです。
今年の熊がたくさん子どもを産む理由
今年熊がたくさん子どもを産んでいる理由は、昨年(2024年)の秋に餌がとても豊富だったことが原因だと思われます。
餌が豊富だと、それだけ熊の受胎率が上がります。そして昨秋は、メス熊の冬眠の入りが早かったようです。
「結構遅くまで熊出没のニュースがあったような気がするけど」と思った方は、するどいです。
じつは、遅くまで餌を漁っていたのはオス熊なのです。
熊狩名人いわく、春に狩った熊がすべて二頭以上産んでる年ははじめてとのことでした。
冬眠から覚めた熊は何をする?
冬眠から覚めた熊は、当然ですがお腹がすいています。そのため、食べ物を探しに徘徊します。
山菜、柔らかい木の芽、タケノコなどは熊の大好物です。
熊が冬眠から覚める時期は3~5月ごろです。地域によっても幅がありますが、個体差によっても時期が多少異なります。
子熊を連れた親熊は移動スピードが速い
複数、子熊を連れた熊は移動スピードが遅いから、人と熊との接近が多くなります。また、子熊が多いということは、そもそもの熊の数が多いということになります。
人間はより慎重に活動する必要があるのです。
単独の熊、親子連れの熊、どちらであっても自分の50メートル以内のエリアに入れない工夫が熊に襲われないための第一条件といっても過言ではありません。
熊対策をしっかりと行いましょう
山菜採り(秋はキノコ採り)で山に入る方は、熊対策をしっかりと行ってください。
まずは熊を自分に近づけないこと。ここからは、熊と戦った原熊だから言えることや、熊との戦いから発想を得て作成した熊対策グッズを紹介します。

熊を自分に近づけさせない
よく響く熊避け鈴や笛、サイレンなど携帯して接近を回避し、熊避けスプレーも持ち歩きましょう。
- 遠くまで響く熊よけ鈴
- 笛(定期的に自分で鳴らす必要がある点はデメリット)
- サイレン(一定時間ごとに自動で鳴る設定ができるものもあります。ただ、突然鳴るのでたまに自分もビックリします)
- もしものときの熊よけスプレー
それでも熊が襲ってきたら・・・
最悪、熊が襲ってきた時は、原生林の熊工房の「山菜採りポール熊撃退」「タラの芽採りポール熊撃退」で鼻や耳を突きましょう。
熊の体(胸元や肩近辺など)に刺してしまうと、熊がすごいパワーでへし折ります。私たちが想像する以上に熊の力は強いです。
そのため、刺したら刺しっぱなしにするのではなく、突いたら素早く引きましょう!
それが人間に出来る最後の抵抗です。
熊との格闘の経験から言えることですが、いずれ、人間は熊には勝てないです。
(YouTubeや熊との格闘記事を見ていただいた方は分かるかと思いますが、私も怪我をしました。)
そのため、ヘルメットも推奨します。熊は必ず、顔面を狙ってきます。次は頭を狙ってきます!
ヘルメットを被っているだけで1回目の攻撃は、少し軽減出来ると思われます。
撃退スプレーは、使える時と使えない時があると思っていて、割と早く熊の存在に気が付いて居ると有効でではないかと思われます。
ただし、熊の攻撃スピードはとても早く、熊撃退スプレーを噴射するのが間に合わないケースは出てきます。
そんな時に、山歩きの補助として「山菜採りポール熊撃退」「タラの芽採りポール熊撃退」を持っていれば、素早く突くことで熊を追い払うことも可能です。
(私は当時、木の棒で応戦しましたが、あのときにすでにこれがあればもっと心強かったはず・・・)
原生林の熊工房 熊対策グッズ
さきほどから触れていますが、山菜取りポール熊撃退とタラの芽採りポール熊撃退の2つは、山菜・きのこ採り25年超の原生林の熊が、使いやすさと安全性を突き詰めて設計したポールです。
山菜採りポール 熊撃退
山でやむを得ず熊と対峙する際に使用することを想定した特別設計のポールです。
全長170cm、重さ655gで、本革カバー付き。
¥12,000で送料は着払いとなりますが、本革カバー込みの値段です。
さらに、タラの芽を採る方向けに、タラの芽の木を引き寄せるためのフックが装着できるポールも開発しました。
※フックは別売りとなります。(¥1,200送料込みです)
タラの芽採りポール 熊撃退
山菜採りポールをさらに改良し、タラの芽採りの実用性をプラスして作りました。
(すでに山菜採りポールを買って下さった方、ごめんなさい!)
基本的には山菜採りポールと同じですが、フックが取り付けられるところがあります。
¥13,000の送料着払い、本革カバー付きです。
\原熊の熊対策グッズのラインナップはこちら/
さいごに・・・
余談となりますが、山で1番怖いのは山火事、2番目はオオスズメバチ、3番目が熊です。
山火事は、現在岩手県大船渡市でも大きな心配ごと。。(2025/3/02現在)早く鎮火されるように私も祈っています。
そしてオオスズメバチですが、昨年私もオオスズメバチに刺されまして

我ながらこういう話題が尽きないですね(苦笑)


そのため、山付近では爆竹や香取線香の取り扱いは、厳重にお願い致します。



今後とも身体に気を付けつつ、熊やオオスズメバチに気を付けつつ、活動してまいりますので、応援よろしくお願いいたします!