こんにちは!原生林の熊です!
「今年はスズメバチが多い・狂暴化している」と言われています。
先日、原熊もオオスズメバチに刺されてしまいました!
熊の次はハチ!?
2024年9月15日、山奥で10時半ごろの出来事です。オオスズメバチに何度も刺されてしまいました。。
幸い大事には至らなかったのですが、今回はオオスズメバチには何箇所も刺された理由と対策についてまとめました。
オオスズメバチに刺された件の反省
オオスズメバチに襲われたときにやるべき行動
- オオスズメバチには襲われたらまずは、伏せてバックです!(進んで来た方に引き返す)
- 少し落ち着いたら巣の位置を正しく把握(蜂は興奮してるので、この時は巣の位置がわかりやすい)
- 巣から遠ざかるように正式に退散します!
もしもオオスズメバチに襲われたら、ハチを刺激しないように上記の3つのステップで巣から遠ざかるようにしましょう。
“ゆっくり” “低い姿勢で” “遠ざかる” がポイントです!
原熊の失敗
今回、実際にあった出来事を振り返り、反省点をみなさんと共有したいと思います。
原熊の失敗
- 刺されたらあわててその場にいた人に「逃げて」と叫んだ。
(正しくは落ち着いて伏せてバック!) - 1箇所刺された状態で荷物を取りに行った。
(荷物を取りに行こうとすると、さらに攻撃されるので注意!) - 大丈夫だろうと油断があった。
- 襲撃を喰らっても伏せなかった。むしろ巣へ近づいて逃げた。
(巣を守ろうと攻撃してくるので、絶対巣には近づかないこと!) - 追加で背中を8箇所、腕を2ヶ所刺された。
- 最後に諦めて伏せた。
(本来はこれを最初からやっておく必要があります!)
昨年はこの時期に熊に襲われて、親子熊対策はできていたのですが、オオスズメバチの対策は考えていませんでした。
\昨年の熊との格闘はこちら/
オオスズメバチの特徴
オオスズメバチは、世界最強のハチとも呼ばれています。強力な毒針に危険な毒液、強靭なアゴと高い統率力を持ったハチです。
おまけに攻撃性が強いので、1匹を興奮させると仲間も即、反応します。
9~10月はオオスズメバチの被害が増える時期。ちょうど次の女王蜂や幼虫を育てている時期で、オオスズメバチも外敵から巣を守ろうと必死です。
聴覚、視覚、嗅覚も敏感で、人の足音に警戒したり、素早い動きや黒い色に反応したり、甘い匂いに寄ってくる性質も持っています。
オオスズメバチの追跡距離は30mと言われていて、集団で追いかけてくるのが特徴です。(時速30~40㎞のスピードで追ってくるので、走るのが速い人でも追いつかれます!)
余計に追いかけて襲撃されますので、熊と同じで走って逃げるのはNG!
オオスズメバチと出遭ったら伏せる理由ですが、ハチはある程度の高さのものに反応しやすい性質があり、身を低くするとハチの警戒範囲から逃れやすくなるためです。
刺されたらどうなる?
オオスズメバチに刺されると、激しい痛みが現れて赤く腫れます。
初めて刺されたときには比較的短期間で症状が治まりますが、注意したいのは2回目以降です。
1回目に刺されたことによって、私たちの身体のなかではハチの毒に対する抗体ができます。
2回目に刺されると、強いアレルギー反応が現れる可能性が高くなります(アナフィラキシーショックです)。
ハチの毒に対するアナフィラキシーショック
- 強い発赤や腫れ
- 発熱
- 呼吸困難
- 腹痛
- 意識消失
- 血圧の低下
オオスズメバチに刺されると、最悪の場合、死に至ることがありますが、そのような事故はこのアナフィラキシーショックによるものです。
ただし、2回目に刺されると必ずアナフィラキシーショックが起きるというわけではありません。
なので、何度も刺されていても大丈夫な人もいますが、ご自身がどうなのかは刺されてみないと分からないことですし、今までは大丈夫でも4回目・5回目に急にアナフィラキシーショックが起こることもあります。
そのため、「刺されない対策」と「巣に近づかないこと」が大切です。
スズメバチ対策グッズの紹介
今回オオスズメバチに刺される経験をして、今後は原熊も対策をしっかりと取ろうと思います!
そこで、スズメバチ対策グッズを少し紹介したいと思います。
どれも2,000円以下です。
アナフィラキシーショック防止!
エピペン用のケースです。
エピペンは、アナフィラキシーの症状を緩和して、医師の診察を受けるまでにショック状態になるのを防ぐための自己注射薬です。
オオスズメバチはニホンミツバチを襲うので、養蜂といった面でも厄介者です。
養蜂の関係もあって事前に知っていたことも多かったですが、いざ襲われたときには、やはり正しい対応がパッとできませんでした。
今回の私の体験や反省点を、みなさまのオオスズメバチ対策にぜひご利用していただけると嬉しいです。
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\山奥に入っていた理由はこちら/
原熊は引き続き、みなさまにお届けする上質な天然きのこ採りに励んでいきます!